マイコン(マイクロコンピューター)のすべて
著者 - 石田晴久 監修
出版社 - サンポウジャーナル
出版年 - 1978年3月
SANPO DELUXE
マイコンのすべて
『マイコン(マイクロコンピューター)のすべて』は、サンポウジャーナルのシリーズ「SANPO DELUXE」の1冊。1978年3月15日の第1版発行で、定価1,800円1。157ページ、30cm2。
監修は東京大学助教授の石田晴久氏。執筆者は石田氏を含め19人で、電子技術総合研究所の研究者、メーカーの技術者、マイコンショップの人などが名を連ねる1。
巻頭言は、石田氏の「マイクロコンピューターのすすめ」。マイコンを知的なホビーとしても、職業生活への備えとしても勧め、初心者には BASIC が使えるマイコンを、コンピューターの原理を理解したい人にはアセンブリ言語を、ハードウェアに強くなりたい人にはワンボード・キットの組み立てを勧めている3。
本文は、マイコンキットの選び方と組み立て方、ハードウェアとソフトウェアの仕組み、マイコンの楽しみ方(アマチュア無線やデータ通信、コンピューター芸術など)、周辺機器、ホームコンピューター入門、BASIC、ゲームのプログラミング、マイコンの応用例、LSI の製造工程、マイコンを作った人々、アメリカのマイコン事情の章と、石田氏・安田寿明氏らの座談会「マイクロコンピューターの現状と将来」から成る。巻末付録に「マイクロコンピュータ総カタログ」「マイコン用語事典」と、マイコンショップ・メーカーの一覧がある4。
石田晴久氏(1936〜2009年)は、計算機科学者。1970年に東京大学大型計算機センターの助教授、1982年に教授になり、1997年に退官した。『プログラミング言語C』の訳者としても知られる5。1970年代に UNIX を日本に初めて紹介し、1984年には国内のインターネットの基盤となった JUNET の発足に協力した。2009年3月9日に72歳で死去6。
SANPO DELUXE
SANPO DELUXE は、サンポウジャーナルの大判(30cm)の本のシリーズ。同じころ、このシリーズでは『甦る古墳文化』(1978年8月)7、つり人のサイエンス「日本の魚シリーズ」(1978年)8、『世界の鉄道模型 : メルクリンのすべて』(1979年1月)9が出ている。「産報デラックス 99の謎」の名前で、自然科学シリーズ(『ブラック・ホール』1978年2月など)10と歴史シリーズも出ている。
サンポウジャーナルは、産報から社名を変えた出版社(変更の年は不明)11。石田氏は、産報の電子科学シリーズで『マイクロコンピュータの使い方』(1975年)を書いている。
マイクロコンピュータの使い方
著者 - 石田晴久 著
出版社 - 産報
出版年 - 1975年
電子科学シリーズ 61
出典・注
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『マイコン(マイクロコンピューター)のすべて』(サンポウジャーナル、1978年3月 第1版)の奥付と執筆者の一覧 ↩ ↩2
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「マイコンのすべて」CiNii Books(2026年10月2日閲覧)。「監修: 石田晴久」「ページ数が156pのものもあり」。国立国会図書館サーチの同じ書誌もある ↩
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『マイコン(マイクロコンピューター)のすべて』p.3、石田晴久「巻頭言 マイクロコンピューターのすすめ」(「初心者でもわかるBASIC言語の使えるマイコンがいいでしょう」「やはりアセンブリ言語レベルでプログラムを組んでみるほうがよいと思います」「ハードウェアに強くなりたい人は、ワンボード・キットから組み立ててみる」「知的なホビーとしても、職業生活への備えとしても」) ↩
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『マイコン(マイクロコンピューター)のすべて』の目次 ↩
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「石田晴久氏が死去 UNIX、インターネットの国内普及に尽力」ITmedia NEWS(2009年3月9日。2026年10月2日閲覧) ↩
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「甦る古墳文化 : 石室の記録99の謎」国立国会図書館サーチ(2026年10月2日閲覧)。シリーズ名「Sanpo deluxe」 ↩
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「沖の魚たち : 99の謎」国立国会図書館サーチ(2026年10月2日閲覧)。シリーズ名「Sanpo deluxe. つり人のサイエンス 日本の魚シリーズ ; 3 海編 3」 ↩
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「世界の鉄道模型 : メルクリンのすべて」国立国会図書館サーチ(2026年10月2日閲覧)。シリーズ名「Sanpo deluxe」 ↩
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「ブラック・ホール : 異次元宇宙への抜け穴か」国立国会図書館サーチ(2026年10月2日閲覧)。シリーズ名「産報デラックス 99の謎. 自然科学シリーズ ; 9」 ↩
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「サンポウ・ブックス」CiNii Books(2026年10月2日閲覧)。「出版社名変更: 産報→サンポウジャーナル(社名変更年不明)」 ↩