スコアやステージ名、曲名の表示など、多くの文字がこの書体で書かれている。アイテムを取ったときのメッセージには、MICR 書体の要素を取り入れた別の細長い書体が使われている。8×8 の字は『バトルガレッガ』と同じ字形で(下は『バトルガレッガ』の字)、大曲都市は『アーケードゲーム・タイポグラフィ』(2020年)で、実質的に内容を引き継ぐ本作では、同じ書体に水平方向のグラデーションを付けて使っていると紹介した1。

ライジングの縦スクロールシューティングゲーム。悪徳企業ギガンテック・サイバートロン社を壊滅させるため、3人1組のチーム「ZERO COP」がゼノビア島に侵入する。自機は3機を1組として選び、残機分の3機を異なる性能の機体でプレイする。シューティングで初めてのチーム制で、基本の3チーム9機体に、『バトルガレッガ』や『魔法大作戦』などのキャラクター9機体を加えた計18機体から選べる2。

  • 発売: 1998年1月または2月(アーケード)34
  • ジャンル: 縦スクロールシューティング
  • 開発: ライジング5
  • 販売: エイティング5

1997年9月18〜21日に東京ビッグサイトで開かれた「第35回アミューズメントマシンショー」6に参考出展され7、業界誌『アミューズメント産業』1997年12月号は、発売日を1月20日の予定と伝えた8。同誌がのちに載せた表では、発売年月は「98・1」だった3。一方で、エイティングの藤澤知徳社長は1998年6月号のインタビューで、「昨年7月には一応完成していましたが、インカムのテストを繰り返しながら商品性を検討し、今年2月になって発売に踏み切りました」と話した4。

業界紙『ゲームマシン』には、1997年12月15日号から「近日登場」として広告が載った5。1998年3月15日号のヒットチャート「Best Hit Games」に初めて入り、TVゲーム機のソフトウェアの6位だった9。同じ号には、特定の遊び方でプレイ時間が長くなる問題を直すため、日本国内向けの基板の ROM を無償で交換するという告知も載った10。

基本的なゲームシステムは『バトルガレッガ』を引き継いでいて、難度の高さも引き継いでいる2。ライジングのシューティングゲームとしては『バトルガレッガ』(1996年2月)に続く「バトル」シリーズの2作目で、3作目は『バトルバクレイド』(1999年)11。

アーケードゲーム・タイポグラフィ

「05 MICR 書体」の章。p.145 のバトルガレッガの項で、本作の書体に触れる

シューティングゲームサイド

特集「ライジング/エイティング STGの軌跡」。p.106〜107 がアームドポリスバトライダー

  1. 大曲都市『アーケードゲーム・タイポグラフィ ビットマップ書体の世界』(井原恵子 訳、グラフィック社、2020年)p.145 ↩

  2. GERTACK!(賞金稼ぎ)「アームドポリスバトライダー」(特集「ライジング/エイティング STGの軌跡」、『シューティングゲームサイド』Vol.1、マイクロマガジン社、2010年10月)p.106 ↩ ↩2

  3. 「ビデオゲーム単純償却日数ランキング」(『アミューズメント産業』28巻2号、アミューズメント産業出版、1999年2月)p.46。40位「アームドポリス・バトライダー(エイティング/ライジング)」、発売年月「98・1」 ↩ ↩2

  4. 「トップインタビュー オペレーターがインカムを予想できるゲームソフトを中心に、開発に全力を傾ける藤澤知徳氏 (株)エイティングに聞く」(『アミューズメント産業』27巻6号、アミューズメント産業出版、1998年6月)p.169 ↩ ↩2

  5. エイティング・ライジング「アームドポリス バトライダー」広告(『ゲームマシン』第555号、アミューズメント通信社、1997年12月15日)p.5。1998年1月1・15日号(第556号)p.39、2月1日号(第557号)にも ↩ ↩2 ↩3

  6. カプコン「ストリートファイターIII 2nd IMPACT」広告(『ゲームマシン』第549号、アミューズメント通信社、1997年9月15日)。「第35回アミューズメントマシンショー出展 開催日時:平成9年9月18日(木)〜21日(日) 会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)」 ↩

  7. アミューズメントマシンショー出展機紹介(『アミューズメント産業』26巻10号、アミューズメント産業出版、1997年10月)p.144〜145。「アームドポリス・バトライダー」参考出展。国立国会図書館デジタルコレクション(個人向けデジタル化資料送信サービス) ↩

  8. 「NEW PRODUCTS」(『アミューズメント産業』26巻12号、アミューズメント産業出版、1997年12月)p.168〜169。発売日 1月20日予定、価格 16万8000円 ↩

  9. 「Game Machine’s Best Hit Games 25」(『ゲームマシン』第560号、アミューズメント通信社、1998年3月15日)p.21。「バトライダー(エイティング/ライジング)」 ↩

  10. エイティング「『アームドポリス バトライダー』ご購入のお客様へ 製品ROM無償交換のお知らせ」(『ゲームマシン』第560号、アミューズメント通信社、1998年3月15日)p.7 ↩

  11. GERTACK!(賞金稼ぎ)「バトルバクレイド」(特集「ライジング/エイティング STGの軌跡」、『シューティングゲームサイド』Vol.1、マイクロマガジン社、2010年10月)p.108 ↩