サンダーセプター
- ゲーム名: サンダーセプター(THUNDER CEPTOR)
- 開発・販売: ナムコ
- 発売: 1986年7月15日1
『サンダーセプター』は、銀河連邦軍とエイリアンの戦いが続く中、連邦軍が開発した最終兵器を動かすための特殊鉱物を連邦軍基地に届けるため、星と星をつなぐエネルギー通路「ハイパーウェイ」を突き進むシューティングゲーム。両手で操縦桿を握って宇宙戦闘機を操作し、2つの発射ボタンで敵機を撃破しながら進む。アクセルペダルを踏むとスピードも調節できる。画面は中央から外側へ向かって、敵などがだんだんと拡大しながら流れていく3D 感覚の映像で、全部で4つのステージがある1。
コックピット型のドライブゲーム『ポールポジション』の筐体を改造して使う基板キットで、価格は29万8千円1。操縦系は、アタリの『スター・ウォーズ』でおなじみの操縦桿と、『ポールポジション』のアクセルを組み合わせたもの2。
ナムコのファン向けの雑誌『NG』は、1986年7月25日の第14号で、写真に「3Dだから迫力満点!!」と添えて紹介した3。ナムコの監修による用語辞典、西島孝徳『新明解ナム語辞典』(1987年)は、「スペースシューティングに軽くレーシングの味付けをきかせているのがミソ」と説明した4。
『ゲームマシン』のヒットチャート「Best Hit Games 25」では、1986年8月15日号のアップライト・コックピット型 TV ゲーム機の4位に初めて入った。9月の2号は7位で、その後も10〜14位あたりで、1987年1月15日号まで半年ほど順位に入り続けた56。
ハムスターは、2022年6月30日に PlayStation 4 と Nintendo Switch で「アーケードアーカイブス」として配信した7。
3D サンダーセプターII
- ゲーム名: 3D サンダーセプターII(3-D THUNDER CEPTOR II)
- 開発・販売: ナムコ
- 発売: 1986年12月中旬8
『3D サンダーセプターII』は、『サンダーセプター』の続編。筐体の中のメガネ(画面と同調させて左右交互に開閉する)を通して見ると、左目と右目の視差で立体画像に見える。この方式はオルタネーティブ方式(シャッター方式、エクリプス方式)と呼ばれ、光学シャッターを左右交互に開け閉めする9。ブラウン管の前にはフレネルレンズを付けて、立体感をさらに高めた。場面の展開やキャラクターを一新し、全部で6ラウンドある。『ポールポジション』の改造用の基板(12月18日発売、38万円)と、『サンダーセプター』の改造用の ROM キット(12月22日発売、12万8千円)があり、どちらもシャープ製のメガネとフレネルレンズなどが付く8。
『ゲームマシン』のヒットチャートでは、1987年2月1日号のアップライト・コックピット型の5位に初めて入り、3月1日号も5位だった。その後も1987年10月1日号まで、半年以上にわたって順位に入り続けた10。ゲーム誌『ゲーメスト』1987年3月号の、50店のゲームセンターの順位を集計したヒットゲームのベスト10では8位に初めて入った11。
ハムスターは、2023年3月16日に PlayStation 4 と Nintendo Switch で「アーケードアーカイブス」として配信した。3D スコープによる立体視は再現していない12。
書体
『サンダーセプター』と『3D サンダーセプターII』の書体は、同じ 8×8 ドットの MICR 書体。字は幅6・高さ7ドットで、左右と下に1ドットの空きがある。
『アイデア』352号(2012年)は、8×8 の中で字の大きさを縦7ドット・横6ドットとし、左右と下に1ドットのマージンを取ったことを「他のゲームではなかなか見られない選択」とした。そうすることで書体は1ドット分細身になり、もとの Data 70 の見た目にさらに近づいたとしている13。
この書体は、出撃の前の説明やステージの結果、スコア、ランキングなどで使われている。




資料
ナムコゲームのすべてII
all about Namco II
著者 - 電波新聞社 編
出版社 - 電波新聞社
出版年 - 1987年5月
p.269〜274 に「サンダーセプター」のタイトルのロゴのイラスト、ストーリー、ゲーム内容、画面の説明、操作方法、キャラクターの紹介。p.4 にナムコの基板の解説と年表。
新明解ナム語辞典
著者 - 西島孝徳
出版社 - 日本ソフトバンク
出版年 - 1987年12月
ISBN - 4930795869
ナムコの監修の用語辞典。p.84 に「サンダーセプター」の項目と、『サンダーセプター』『3D サンダーセプターII』のタイトルの画面の写真。

アイデア 352(2012年5月)
著者 - アイデア編集部 編
出版社 - 誠文堂新光社
出版年 - 2012年5月
解説(p.135、「8×8ピクセルの宇宙:ゲームフォントの世界」)。「サンダーセプター|ナムコ|1986」として、英字と数字の一覧。
リンク

アーケードアーカイブス サンダーセプター | アーケードアーカイブス | HAMSTER Corporation
「サンダーセプター」は1986年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたシューティングゲームです。惑星間を繋ぐエネルギー通路を通って、連邦軍基地へ無事帰還するのがミッションです。本作は、原作コンポーザーの中潟憲雄氏による新BGMも収録しています。

アーケードアーカイブス 3DサンダーセプターII | アーケードアーカイブス | HAMSTER Corporation
「3DサンダーセプターII」は1986年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたシューティングゲームです。 惑星間を繋ぐエネルギー通路を通って、連邦軍基地へ無事帰還を目指す前作「サンダーセプター」が、ステージ構成や敵の種類など様々な要素をリニューアルして登場!
出典・注
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「話題のマシン」宇宙通路を疾走 ナムコ「サンダーセプター」基板(『ゲームマシン』第289号、アミューズメント通信社、1986年8月1日)p.18。「TV宇宙戦争ゲーム機「サンダーセプター」が、㈱ナムコ(本社東京、中村雅哉社長)から七月十五日発売となった」「これは同社コックピット型TVドライブゲーム機「ポールポジション」のコンバージョン用」「星と星をつなぐエネルギー通路“ハイパーウェイ”を突き進んでいく」「改造用基板キット販売のみでOP価格二十九万八千円」 ↩ ↩2 ↩3
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『ナムコゲームのすべてII』(電波新聞社、1987年)p.269「サンダーセプター」。「操作系は,ATARI社のスターウォーズのゲームでお馴染みの操縦系+ポールポジションで使用されたアクセルを用います。」「発売年月:86年7月,86年12月(サンダーセプターII)」 ↩
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「サンダーセプター」(『NG』第14号、ナムコ、1986年7月25日)p.31。「連邦軍基地を目指し、ハイパーウェイを突き進むサンダーセプター。妨害する敵はブラスターとナパームボム(誘爆砲)で破壊します。3Dだから迫力満点!!」 ↩
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西島孝徳『新明解ナム語辞典』(日本ソフトバンク、1987年12月)p.84「サンダーセプター」。「スペースシューティングに軽くレーシングの味付けをきかせているのがミソ。ポールポジションの筐体に青ステッカーを貼って流用している。液晶シャッターによる3Dスコープを搭載し、ホントに立体に見える続編「3Dサンダーセプター II【3D Thunder Ceptor II】」もある。タイトルロゴがカッコよいが、ディスプレイ画面ではジャギーが目立つのでチト残念。」 ↩
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「Game Machine’s Best Hit Games 25」(『ゲームマシン』第290号、アミューズメント通信社、1986年8月15日)p.21。アップライト・コックピット型 TV ゲーム機の4位(前回なし)「サンダーセプター(ナムコ) Thunder Ceptor (Namco)」 ↩
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『ゲームマシン』の「Game Machine’s Best Hit Games 25」アップライト・コックピット型 TV ゲーム機の「サンダーセプター(ナムコ)」の順位。第291号(1986年9月1日)7位、第292号(9月15日)7位、第293号(10月1日)11位、第295号(11月1日)10位、第296号(11月15日)12位、第297号(12月1日)12位、第298号(12月15日)11位、第300号(1987年1月15日)14位 ↩
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ハムスター「アーケードアーカイブス サンダーセプター」(2026年10月25日閲覧)。配信日は「2022年6月30日」。「1986年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたシューティングゲームです。」 ↩
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「話題のマシン」「3Dサンダーセプター II」基板キット 迫力の立体画像(『ゲームマシン』第299号、アミューズメント通信社、1987年1月1日)p.24。「㈱ナムコ(本社東京、中村雅哉社長)から十二月中旬発売となった」「同社「サンダーセプター」をグレードアップしたもの」「内蔵のメガネ(画面と同調させて左右交互に開閉)を通して見ると、左目と右目の視差により立体画像となるシステムを採用」「「ポールポジション」改造用基板が十八日発売でOP価格三十八万円、「サンダーセプター」改造用ROMキットが二十二日発売で十二万八千円。いずれもメガネ(シャープ製)、フレネルレンズなどのセット価格。」 ↩ ↩2
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『ナムコゲームのすべてII』(電波新聞社、1987年)p.4。「サンダーセプターIIでは,3D処理をするために,やはりサブ基板が追加されています。」「この3D方式は,オルタネーティブ方式(シャッター方式,エクリプス方式ともいう)といわれ,目にも止まらぬスピードで光学シャッターを左右交互に開け閉めし,これを立体スコープで見るものです。」 ↩
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『ゲームマシン』の「Game Machine’s Best Hit Games 25」アップライト・コックピット型 TV ゲーム機の「3-Dサンダーセプター II(ナムコ)」の順位。第301号(1987年2月1日)5位、第302号(2月15日)10位、第303号(3月1日)5位、第304号(3月15日)9位、第305号(4月1日)8位、第306号(4月15日)8位、第307号(5月1日)8位、第308号(5月15日)9位、第309号(6月1日)7位、第310号(6月15日)12位、第311号(7月1日)12位、第313号(8月1日)10位、第314号(8月15日)13位、第315号(9月1日)12位、第316号(9月15日)15位、第317号(10月1日)15位 ↩
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「ヒットゲームBEST10」(『ゲーメスト』第6号、新声社、1987年3月)p.75。「初 8 サンダーセプターII ナムコ」「今回のヒットゲームBEST10は、50店で集計しました。」 ↩
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ハムスター「アーケードアーカイブス 3DサンダーセプターII」(2026年10月25日閲覧)。配信日は「2023年3月16日」。「3Dスコープによる立体視表現は再現しておりません。」 ↩
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アイデア 文・構成、藤本“ANI”健太郎 執筆協力「8×8ピクセルの宇宙:ゲームフォントの世界(Univers of 8x8 Bitmap: World of Video Game Font)」『アイデア』352号、誠文堂新光社、2012年5月、135ページ。「8×8の仮想ボディの中での文字サイズを、縦7ドット×横6ドットとし、左右両方と下に1ドットのマージンが設定された。これは他のゲームではなかなか見られない選択である。」「こうすることで、書体は1ドット分、細身となり、元書体「Data 70」のルックスにさらに近づいた。」 ↩
